イギリス　ガラスボトル「POISON」。

淡く色付いたガラス。
きれいで透き通った海のような青緑。
どこか懐かしさも感じるそのビンには、大小たくさんの気泡が入り、口や底のちょっといびつな作りに愛着を覚える。
光を通せばゆらゆらとした幻想的な姿を見せ、古いものの魅力を感じながらしばらく眺めていたくなる。

ボトルはJohn Kilner社製。
John Kilner社は、イングランドの中央よりやや北部、ウエストヨークシャーのウェイクフィールドという地域で、
1842年の創業から倒産する1937年までガラスボトルなどを作っていたメーカーです。

一方、こちらJohn Kilner社が作ったボトルを販売していたのが、W.H.Laverack社によって
1770年にイングランドのノースヨークシャー、Maltonという町で設立したいわゆるドラッグストア。
「POISON」と大きく記されたボトルに、薬品を入れて販売していたのでしょうか。
どのようなお店に並び、どのような経緯がありこの地へやってきたのか、
想像するとちょっとワクワクとした気持ちになります。

「POISON」と記されてはいますが、現在ボトルの中は無臭です。
残念ながら、欠けやひびが入っていますが水漏れはありません。

時の流れを物語るラベルの色褪せもこのボトルのポイント。
ただそこにあるだけで趣のあるスペースになります。
そしてなんと言っても水を入れたり、光を通した姿がとても魅力的ですので、窓際で花器として
ディスプレイすれば涼しげな佇まいに癒されそう。
 

SIZE
H:36cm
φ:12.5cm

口径
φ:2.4cm

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